自然環境と健康を考える

ツツジの管理

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ツツジは世界で600種類以上、日本では40品種以上あり、常緑樹、落葉樹にも分かれています。常緑性としては「オオムラサキ」「キリシマツツジ」「サツキ」「アザレア」「アセビ」「イワナンテン」等、
落葉性としては「ミツバツツジ」「レンゲツツジ」「ドウダンツツジ」等が有名ですね。
基本的には4月〜5月に開花しますが品種にもよります。
甘い蜜がありますが、レンゲツツジは毒をもっているようです。
なお、落葉ツツジは基本的には「山の木」で園芸種ではありません。
(ドウダンツツジは落葉ツツジから省いてお考えください)
植え付け:3月がベストでしょう。弱酸性〜中酸性に富み、乾燥しない土質を好みます。オオムラサキは日照に強く、サツキは半日陰でもいいです。
また、腐葉土などの有機質を使い、細根を広げて浅く植えます。
ポイントとしては絶対に深植えは避けることです。初心者にはありがちな植え方です。

 

繁殖:常緑性ツツジ サツキ、主な常緑性のものでは、6月中・下旬に新梢がかたまった
頃の枝を挿し木するのが普通です。大株は株分けも出来ます。
    落葉性ツツジ 春、水苔に実生するか、ミスト室で挿し木をする
    ドウダンツツジ 5月末〜6月中旬に伸びた新梢を1〜2時間水揚げして挿す
剪定:6〜7月に刈り込みを行いますが、落葉性ツツジ(ドウダンツツジ除く)は剪定の必要はありません。アセビは間引きで整枝します。

 

ポイント:「頂芽優勢」と言われますが、新梢の発生は上部が強くて多いので強い刈り込みをし、側部は弱く刈り込みます。サツキは年々道路にはみ出ているケースもよく見られますが、かなり強気で刈ってもらっても大丈夫です。丸坊主にすることもよくあります。
落葉性ツツジは剪定は必要ありませんが、する場合は枝の分かれ目の付け根ですることが必須です。枝の途中で切ってもほとんど芽出しは見込めません。

 

病害虫:乾燥は虫害を発生させやすいので、夏期は水やりや敷きわらも有効です。
害虫としては、初夏から秋にかけてハマキムシ、グンバイムシが着生することがありますのでスミチオン乳剤を、アカダニにはバロックフロアブルを散布します。
また、もち病にはトップジンM水和物を散布し病枝は処分します。

 

土壌と堆肥:寒肥と花後に有機質肥料または化成肥料を与えます。

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