自然環境と健康を考える

剪定方法

はじめに

剪定方法をお話する前に、そもそも剪定とはどのような目的で行うものでしょうか?

いや、それ以前に剪定って本当に必要なのでしょうか?

それをまず考えてみてください。そうすればおのずと樹種に合った剪定方法が分かってくると思います。

まず冒頭の剪定の目的ですが、基本的に夏剪定と冬剪定に分かれます。

夏剪定は台風の被害を避けたり、見栄えを良くするためのもの。冬剪定は樹木の骨格を整えることなどを目的とします。それ以外に、剪定することで萌芽を促したり、大きさを整えたり、病害虫から樹木を保護したり、果実の着色を良くしたりと色々な目的があります。その他にも果実の隔年結果を抑えたり、内部の枯れこみを抑えたり、下枝の枯れこみを抑えるなんていう目的もあります。

では二つ目の剪定は本当に必要であるかということに対してはどうでしょう?

例えば山で育っている樹木は剪定しなくても元気な木は多いです。しかし、樹木一本を人間一人に置き換えてみてください。もし、あなたがその樹木一本に対して愛着がなく、どのように育っても良いならば、放任しておいても良いでしょう。ただし、考えてみてください。

もし、大きくなり過ぎたら・・害虫がついたら・・枯れてしまったら・・他の木に影響を与えたら・・まさに人間そのものですよね。育つには育っても周りに迷惑をかける育ち方はして欲しくないし、なるべく綺麗に育って欲しいものです。

先ほど「樹種に合った剪定方法」と述べましたが、以上のことをご理解頂けたならば、剪定方法そのものよりも樹種は何かを確認することの方が大事であることがお分かり頂けたと思います。例を出すと、どれだけ刈り込みを見事にする方法を訓練しても、それを「松」に対して実践してしまったら大間違いですよね!少し難しい例では込み合った樹木の風通しを良くするために思い切った剪定をし、結果的に通風が良くなりすぎ、葉の気孔が閉じた状態になり光合成が行えずに弱らせたということもあります。これは樹種というよりも樹木の配置に問題があったわけですが、少なくともこの剪定をした人はまず剪定ありきと考えたのです。

とは言っても、結局は「樹種」と「剪定方法」をマッチングさせることが必要なので、樹種別に剪定方法をお伝えします。

私が言いたいことは、まず「樹種」や「環境」があって、それから「剪定方法」があるということです。基本的には全ての葉が光合成によって栄養をとれるように、他に邪魔されず呼吸できるようにと考えてください。

 

 

竹の剪定方法

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竹の剪定方法

 

 

 

 

 

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ツツジの剪定方法

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