マツの花言葉・由来・言い伝え
花言葉:不老長寿、勇敢
縁起の良いものとして、門松などのお正月の主役として飾られています。
一年を通じて常緑の松は、不老長寿や不変、節操の象徴とされています。
松の花を特別に意識することも普段では無いと思います。
この花言葉は、松の葉(植物全体)を指すものとお考えください。
また、不老長寿は樹齢が数百年になるほど長命であることに由来します。
植物名由来:松の語源はかなり多いがやはり「待つ」というのが最も多いでしょうか。ここで「待つ」のは神様です。神が木に宿るのを待つという意味です。
神様に関することで言えば「祀る(まつる)」ということも語源の候補です。
万葉集に詠われることも多く、その影響も多い気がします。
また、他には常緑であることから「緑を保つ」ということから変化した説もあります。
先ほど神さまを待つといいましたが、冬でも常緑のまま雪や霜を「待つ」という意味もあります。
とにかく他にも様々な説があり、「まつ毛に似ている」、「葉が二股」などが代表でしょうか。
言い伝え:言い伝えもかなり多く、ここでは三つほどご紹介しておきます。
@不思議な「一夜の松」伝説
住吉神社にある松の木の言い伝えです。
今からおよそ570年前の社殿造営のとき、この松の木が社殿の方に傾き、造営の邪魔になったそうです。
そこで話し合いの末、明日この松を切ることに決まりました。
ところが、翌日の朝、この傾いていた松の木がまるで話を聞いていたかのようにまっすぐ立ち直っていました。
今も社宝として残っていますが、その伝説の松の子孫だそうです。
少し本殿の方に傾いているので興味のある方はぜひ伝説をもう一度呼び起こしてください。
A羽衣伝説
この伝説は一度は聞いたこのもある方も多いと思います。
簡単に言いますと、天女が水遊びに夢中になっている最中に男が天女の羽衣を隠してしまう。そのため天に帰れなくなった天女は仕方なく男の女房となり、二人の子を授かった。その子供が成長し、隠された羽衣を見つけ天女は天に帰っていったというお話です。
なぜ、この話に松が関係あるかと言いますとこの伝説は各地にあるようですが、最も有名なお話が「三保の松原」にある「羽衣の松」なのです。現地にはきちんと奉られ観光名所となっています。
ちなみにこの伝説は地域によって伝わり方が違うのはもちろんですが、同じ三保の松原の伝説でも少しずつ違うようです。天女の舞を強要し、そのまま天に帰っていったというのも一般的です。
この「三保の松原」ですが、天気の良い日には富士山も絶景で見れるそうです。
B奇跡の一本松
最後は最近の話題ですが、あらゆる方とくに東北の地震被災者の方々には希望を与えた「奇跡の一本松」についてです。これは樹齢200年にもなるそうですが、結果的には枯れてしまったそうです。原因は塩害というよりも長時間水に浸かっていたため根が腐ったという見解もあるようです。
しかし、7万本あったうちの1本だけが残ったというのは本当に奇跡です。近くに建物がありそれが盾になったらしいですが、それにしても当時周囲には何も残されていなかったとのこと。
これにお金をかけて子孫を残すことに反対される方も多数おられるようですが、後世に当時の悲惨な状況を説明できる貴重なものであり、これからの対処を常に考える良い資料にも成りえるのであれば残すべきでしょう。形としての資料だけでなく、人々の心に常に警戒心と対処の心構えを感じさせるものであれば、なぜ無駄なお金というのか、私にとってはそちらのほうが浅はかに思えます。とはいえ、実際家のない方に家を提供し、食べ物を供給できる目の前の体制を整えることも重要であります。
被災者の方のために募金など積極的にしていきたいものです。
トップページに戻る
関連ページ
- 竹の花言葉・由来・言い伝え
- 知っていれば、いろんな場面で活躍出来ます。 男性は博学と思われるでしょう。 女性は魅力的と思われるでしょう。 また、植物を覚えるにも近道です。
- クスノキの花言葉・由来・言い伝え
- 知っていれば、いろんな場面で活躍出来ます。 男性は博学と思われるでしょう。 女性は魅力的と思われるでしょう。 また、植物を覚えるにも近道です。
- 梅の花言葉・由来・言い伝え
- 知っていれば、いろんな場面で活躍出来ます。 男性は博学と思われるでしょう。 女性は魅力的と思われるでしょう。 また、植物を覚えるにも近道です。
- キンモクセイの花言葉・由来・言い伝え
- 香の良い樹に代表されますが、意外と知らないことが多いのもこの樹の特徴です。 ご自宅のキンモクセイがあれば確認してみましょう。
- クチナシの花言葉・由来・言い伝え
- 知っていれば、いろんな場面で活躍出来ます。 男性は博学と思われるでしょう。 女性は魅力的と思われるでしょう。 また、植物を覚えるにも近道です。
- ツツジの花言葉・言い伝え・由来
- 知っていれば、いろんな場面で活躍出来ます。 男性は博学と思われるでしょう。 女性は魅力的と思われるでしょう。 また、植物を覚えるにも近道です。